イメージングフローサイトメトリー

Imaging Flow Cytometry

蛍光顕微鏡の画像取得能力を融合したフローサイトメトリー

 

Amnis® イメージングフローサイトメトリーの比較

 

イメージングフローサイトメーターとは?

 

Amnis®イメージングフローサイトメーターは、FlowSight®とImageStream®X Mark IIの2つのプラットフォームで構成されています。私たちは皆様の研究や実験ニーズに最適な機器をご提案します。
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種類 FlowSight ImageStreamX Mk II
特長
  • 蛍光強度に加えて形態情報の同時取得と定量解析
  • 最大5 レーザーの増設搭載が可能
  • 12イメージチャネルを標準搭載
  • 各ドットのワンクリックでその画像情報を即時に確認
  • TDI CCD による高感度かつ高分離能な検出
  • 蛍光強度に加えて形態情報の同時取得と定量解析
  • 最大7 レーザーの増設搭載が可能
  • 6イメージチャネルを標準搭載(オプションで12イメージチャネルに拡張可能)
  • 各ドットのワンクリックでその画像情報を即時に確認
  • TDI CCD による高感度かつ高分離能な検出
  • 対物レンズ 20X(標準搭載) 40X(標準搭載), 60X / 20X(共にオプション)
    ピクセル面積 1.0 平方µm 0.25 平方µm(40X対物レンズ), 0.1 平方µm(60X対物レンズ)/ 1.0 平方µm(20X対物レンズ)
    チャネル数 12(標準搭載) 6 (標準搭載)または 12 (オプション)
    最大実視野幅 64 µm 128 µm
    定量イメージ解析 標準搭載 標準搭載
    明視野チャネル 10 チャネル 10 チャネル
    488 nm 励起レーザー 60 mW 200 mW (標準搭載), 400 mW(オプション)
    Laser Power Doubler 標準搭載 標準搭載
    375 nm 励起レーザー 不可 70 mW
    405 nm 励起レーザー 100 mW 120 mW
    561 nm 励起レーザー 50 mW 200 mW
    592 nm 励起レーザー 不可 300 mW
    642 nm 励起レーザー 100 mW 150 mW
    730 nm 励起レーザー 不可 50 mW
    785 nm Side Scatter Laser 70 mW(標準搭載) 70 mW(標準搭載)
    サンプルフォーマット マイクロチューブ マイクロチューブ
    オートサンプラー オプション オプション
    Extended Depth of Field(EDF) 不可 オプション
    感度 10 MESF 5 MESF

     

    測定原理

     

    FlowSight®とImageStream®X Mark IIは各細胞や測定対象物の明視野像、散乱光、蛍光画像を最大12イメージチャネル、毎秒最大5,000イベントまで高感度に取得できます。

     

    蛍光強度、局在、共局在の詳細な蛍光分析は、IDEAS®(Image Data Exploration and Analysis Software)を使用して行います。 IDEASは蛍光強度解析や形態情報解析を行なうフローサイトメトリーのグラフ化・統計ツールだけではなく、ハイコンテント解析や統計的に堅牢な画像解析を実施する強力な解析ツールを提供します。

    検出原理 – マルチスペクトルイメージング

     

    マルチスペクトルイメージングシステムは、明視野、暗視野、蛍光の3つの異なるイメージングモードで、1細胞あたり最大12チャネルで画像を取得します。蛍光は対物レンズ付きのキュベット内を流れる細胞から集光され、一定の角度で層状に取り付けられたロングパスフィルターでスペクトル分解されます。このフィルターはCCD(電荷結合素子)からなる検出器上に構築されている各チャネルに分解スペクトルを投射します。細胞画像は特許取得済みの時間遅延積分(TDI)技術を用いて集光されますが、この技術によって、フローサイトメーター製品の中でもイメージングフローサイトメーターは最高感度の検出能力を実現させました。対象物の画像はサブ画像に分解され、その画像には、各蛍光の情報と位置情報が含まれています。

     

     

     

     

    ハイドロダイナミクス効果によりフローセル内で一列になった細胞は明視野光源とレーザーで照射されます。高い開口数(NA)の対物レンズは、細胞から発する蛍光、散乱光、透過光を集光します。ここで集められた光はフィルタースタック内の光学分解エレメントに入射します。そして、各スペクトル帯域ごとに光が分解され、この分解光はCCDカメラ上の定められた位置に投射されます。その結果、細胞画像は各波長の蛍光ごとにCCDチップ上でサブ画像として撮像されます。 FlowSightは1つのCCDにて最大12チャネルの画像を集光する一方、ImageStreamXはCCDあたり6チャネルの高解像度画像を集光し、オプション搭載により12チャネルまで拡張可能です。生成された各画像には、細胞内または細胞間でのプローブの局在や共局在の詳細な分析を可能にするための位置情報も含まれています。

     

    利点

     

    • 独自のスペクトル分解エレメントにより、明視野、側方散乱、1細胞あたり最大10蛍光の取得が可能
    • 正確な位置情報から蛍光プローブの局在解析が可能

    測定原理 – 時間遅延積分のCCDカメラ

     

    時間遅延積分のCCDカメラ

     

    動作原理

    イメージングフローサイトメーターはCCDカメラを使用しています。これは、移動物体の画像をキャプチャーするために医療用のレントゲン写真や、軍事用途で使用される技術と同様です。

     

    CCDカメラはTDIモードで作動し、速度検出システムで測定された流路中の物体(細胞)の速度と同期しながら、ピクセルに沿って蛍光を追跡し積算します。測定対象物の最終画像は蛍光を総積算した最後のピクセルから構築されます。TDIモードで蛍光を高感度で取得すると高精細な細胞画像となります。 TDIイメージングをスペクトル分解と組み合わせることで、各細胞の複数のスペクトル画像(マルチスペクトルイメージング)の同時取得が可能となります。

     

    統計的解析を行なうために十分なイベントを得るためには高速イメージングが必要です。従来の画像取得方法では、動きの速い被写体を撮像するために感度を落とさざるをえませんでした。 しかしAmnisは、検出器に対して撮像対象の動きが速い場合でも、感度と画質を維持する特殊な検出モード「TDI」を用いたカメラ(TDI CCD)によって、その課題を克服しました。 TDI CCDにより、フローセル中を高速で流れる細胞から従来のフレームイメージング法に比べて最大1,000倍ものシグナルの取得が可能になりました。速度検出とオートフォーカスシステムにより、画像取得プロセス中にカメラを適切に同期させながら焦点を調節することに成功したのです。

     

    他のCCDと同様にイメージフォトンはピクセルの配列上で光電荷に変換されます。 TDIが作動中、光電荷は細胞の流速と同期しながら、流路と平行に設置された検出器の下段に向かってピクセルからピクセルへと連続的に光電荷が受け渡され、積分されていきます。光電荷の移動速度を流動細胞の速度と同期させるということは、カメラの流し撮りに類似しています。 TDIを用いると、従来のフローサイトメトリーよりも格段に長いシグナル積分時間にもかかわらず、ストリーキングが生じません。各ピクセルは12ビットの強度分解能でデジタル化され、ピクセルあたり最小3 decadeのダイナミックレンジを有します。

     

    利点

     

    • CCDカメラは光電子増倍管の5〜10倍の検出感度です。
    • TDIは高速動体の画像取得と蛍光取得を可能にします。

     

     

     

     

     

     

    INSPIRE® およびIDEASソフトウェア

     

    洗練されたAmnisプラットフォームは、INSPIRE® およびIDEASソフトウェアパッケージで操作を行ないます。顕微鏡またはフローサイトメトリーに精通しているかどうかにかかわらず、わかりやすく設計されたユーザーインターフェースでソフトウェアを直観的にご利用いただけます。

     

     

    IDEAS ソフトウェア

     

    IDEASは、ヒストグラムとスキャチャープロットを作成するための強力で使いやすいツールです。ドットプロットをクリックすると、対応する細胞画像がすぐに表示されます。大きさ、形状、テクスチャー、共局在、蛍光強度などのパラメータの数値スコアリングによって、画像情報の定量化が可能になります。

     

     

     

    ニーズに合わせて拡張可能

     

    IDEAS Analysis Software パッケージは堅牢で、あらゆる細胞に数百のフィーチャー(解析演算子)を提供します。 IDEASソフトウェアでは基本機能セットから必要となる可能性のあるほぼすべてのフィーチャーを作成いただけます。

     

    統合画像と統計データ

     

    IDEASソフトウェアにおいて、ポピュレーションの統計情報と各細胞画像はすべて紐づいています。すなわち、スキャチャープロットの各ドットは対応する細胞の画像に直接リンクしていますので、ドットをクリックすると、対応する細胞画像が表示されます。スキャチャープロットのフィーチャー値とリンクするには、画像をクリックしてください。 IDEAS Softwareは、バーチャルソーティング機能を使って、ゲーティングした細胞集団のすべての画像を表示します。

     

    効率的で柔軟なデータインターフェース

     

    IDEASのインターフェースは、画像データ、プロット、統計解析情報を統合して表示します。イメージギャラリーにはすべての細胞画像が表示される一方、ワー​​クスペースには細胞集団やフィーチャー値を見るための解析テーブルを定義し分析するグラフィックツールがあります。

     

    テンプレートとバッチ処理

     

    IDEAS ソフトウェアで分析スキームを作成後、今後もこの測定スキームをご使用いただけるよう、バッチ処理用にテンプレートを保存いただけます。バッチ処理とは、多検体の自動分析や他の方への測定方法の共有時に用いる処理です。

     

    Amnis イメージングフローサイトメトリーデータファイル(.DAF / .CIF)は、さらなるデータ分析のためにFCS Express Image Cytometryソフトウェア(DeNovo Software製)と直接互換性があります。

     

    分析ウィザード

     

    事前設定済みの最適化されたウィザードは、多くの一般的なアプリケーションに提供されています。

     

     

     

     

     

    INSPIRE ソフトウェア

     

    Amnis イメージングフローサイトメーターは、基本的な機器操作を簡素化するINSPIRE ソフトウェアを備えています。機器のセットアップ、校正、コンペンセーションは簡単で基本的なものです。直感的なインターフェースにより、データ収集を簡単に実施いただけます。

     

     

    直感的なユーザーインターフェイスにより、使いやすい機器コントロール、リアルタイムのプロットとグラフィックゲート、およびすべての細胞画像を取得いただけます。使いやすいコンペンセーションウィザードにより、蛍光補正が簡単に行えます。

     

     

     

    フローサイトメーターとイメージング

    Luminexのフローサイトメーターを用いれば、迅速な測定とイムノフェノタイピングが可能です。

    Amnis CellStream
    Amnis FlowSight
    Amnis ImageStreamX Mark II
    Guava easyCyte
    Muse Cell Analyzer

     

    サポート

    サービスサポートに加えてメールまたはお電話でもサポートをご利用いただけます。

    Amnis Imaging Flow Cytometry サポート